お亡くなりになって、初めてのお盆を初盆(はつぼん)といいます。初盆の供養をお寺で行いました。

今年初盆を迎える精霊のご家族の方が初盆供養にいらっしゃいました。

コロナ対策でこちらも二部に分けての開催です。

みなさん、コロナ対策で私語もなく静かにしていらっしゃるのですが

いつものわいわいしている感じがなく、違和感がありますが仕方ないところです。

本堂に用意する座席も少し余裕を持って間隔を開けています。

心静かに初盆の精霊に読経供養し、焼香を手向けました。

コロナで別れ際に逢うことができなかった方も多く、

心苦しさを感じていらっしゃる方も大勢ありました。

人と人が出会い、顔を合わせることができるだけで

幸せを感じたり、心が落ち着く世界があるんですよね。

いまある幸せをかみしめる。今ある幸せを喜ぶ。

仏教の日送りの心得の一番の原点ではありますが、

このことは忘れず、心の片隅にいつも覚えておきたいことですね。