合気道の受け身は「丸い球」になるイメージが基本です。まずは低い姿勢から始め、徐々に高さを上げていきます。
1. 後ろ受け身(後方転換)
一番最初に行う、真後ろに転がる受け身です。
- ステップA(座って): 両膝を立てて座り、背中を丸めて後ろに転がります。首を痛めないよう、あごをしっかり引いて自分の帯の結び目(おへそ)を見るのがコツです。
- ステップB(膝立ちで): 片膝をついた姿勢から、お尻をかかとに近づけるようにして後ろに転がります。
- ステップC(立って): 腰を十分に落とし、低い姿勢から後ろへ転がります。転がった後は、元の立ち姿勢にスムーズに戻る練習を繰り返します。
2. 前方回転受け身(前回り受け身)
合気道で最も多用される、前方に一回転して立ち上がる受け身です。
- ステップA(構え): 片足を前に出し、両手で「円」を作るように床に置きます。このとき、前足と同じ側の手の小指側を床につけ、指先を自分の股の方へ向けます。
- ステップB(転がり): 肩から背中、腰にかけて斜めに「一本の線」で転がるイメージです。頭を中に抱え込み、耳の横から肩を滑り込ませます。
- ステップC(着地): 転がった勢いを利用して、足を組み替えずにそのままスッと立ち上がります。
3. 横受け身
側面に倒されたときに、手で畳を叩いて衝撃を逃がす受け身です。
- ステップA(横に寝る): 畳の上に横たわり、片手で畳を「パンッ」と叩く練習をします。肘ではなく、手のひらから前腕全体で叩くのがポイントです。
- ステップB(座った姿勢から): 横に足を投げ出すようにして倒れ、タイミングよく畳を叩きます。
練習時の大切なポイント(指導のコツ)
子供たちに教える際は、以下の3点を繰り返し伝えます。
- 「おへそ」を見ること: あごを引かないと、後頭部を畳にぶつけてしまいます。「自分のおへそを見て丸くなろう」と声をかけます。
- 「丸いボール」になること: 体が角ばっていると衝撃が強くなります。背中を丸め、滑らかに転がることが大切です。
- 「音」をしっかり出す: 横受け身などは、しっかり畳を叩くことで衝撃を逃がします。良い音が鳴ると子供たちも楽しく練習できます。